【株式投資体験談】私の保有株が値上がりしても売れない理由
民主党政権の時代に軽い気持ちで株を購入
44歳、団体職員です。民主党政権時代の、日本の株価が最低だった時期にたまたま定期預金が満期になり、このまま預金していてもたいして増えるわけでもなし、ちょっとだけ株でも買ってみるか、という気軽な気持ちで株式を購入してみることにしました。
株の知識はたいしてありませんでしたし、購入するにあたって特に勉強も情報収集もしませんでした。購入した株は2銘柄です。自分が普段利用している私鉄の株と、創業者の理念と情熱に感動し、その後もその企業の理念に共感している運輸関連企業の株をぴったり1000株ずつ購入しました。
購入時にその企業の資産、決算書などは一切見ていません。そもそも私は財務諸表が読めませんし、まあそう簡単につぶれるような会社でないと判断したのです。数値に基づいた選択ではなく、完全に素人の感覚だけ判断したわけです。
これもビギナーズラックというのでしょうか?その後自民党政権に戻ってから株価が上昇し、私の保有する2銘柄もおかげでかなり値上がりしました。
購入した株に変な思い入れがあるせいで、手放すことが出来ません
この数年間に配当もありましたし、株主優待もそれなりにいただいています。しかし、やっぱり株で大儲けするためには売却しなければいけません。今現在この2銘柄を売却すれば、あわせて購入時よりも1.5倍程度にはなるはずです。
でも、売れないんです。いくら1.5倍になるからといってもとうてい売却する気にならないんです。なぜならこの2企業が好きで、応援したいという気持ちがあるからです。
企業側からすればたかだか1000株しか持っていないゴミ投資家でしょうが、私の中にはこの企業と繋がっているという気持ちがあるのです。情で銘柄を選んでしまったがゆえに、利益を確定することができません。お金をとるのか情をとるのかという選択で、お金をとることができないのです。
ルール通りの株の売買ができるようになりたい。
現在はまったく愛着もない企業を、数値だけ見て選んで購入して短期で売買しようかな、とも考えていますが、なかなかそうなるとその銘柄を選ぶ動機があまりにも薄くて選べないのです。結局未だにどの銘柄も購入にいたっていません。
たぶんこのままこの2銘柄については愛想が尽きるまでは持ち続けていくことになると思います。その間に大暴落したらどうしよう、倒産したらどうしようと考えたりしますが、この2企業が倒産するときはたぶん日本経済が相当にヤバイことになった時だろうと思います。
ですので覚悟を決めて保有し続けることにします。そして、この2銘柄以外に数値だけ見て株式売買ができるように、少しずつ財務諸表の勉強なんかをしてみようかと思っている今日この頃です。