サラリーマンがスマホで株トレードをするにはどうすればいいか?
最近ではスマホが普及しているおかげで、仕事中や移動中でもどこでもネット生活を不便なく過ごせるようになりました。株式投資に関しても、カフェや電車内でスマホを使って株価をチェックしたり、売買トレードができる環境が整っています。
スマホを使った株式投資のコツはうまく時間を作ること
日中仕事があるサラリーマンの方であってもスマホで証券会社のアプリを使えば、いつでも取引注文を出すことができます。基本的には24時間株の売買注文の予約は出すことができるので、通勤時間や待ち時間などのスキマ時間にスマホから注文を出せば株トレードが可能です。
しかし、スマホを使えばいつでも注文が出せる一方で、勤務中で特に忙しく集中できない時に焦って株取引をしてしまうと失敗の元となります。
スマホの画面はPCに比べて当然小さいので、焦ってしまうとチャートをしっかり見れていなかったり、注文を出し間違えたりすることに繋がる可能性が高まるからです。忙しい中焦って注文を出して失敗するくらいなら、ザラ場は一切見ないでもできるトレード手法を選択する方がいいです。
そうなると結局サラリーマンが仕事中に株は難しいですよ、、と諦めてしまわないように、
サラリーマンでもスマホを利用して簡単にできる有効な株トレードの方法をご紹介します。
出社前の時間を活用し株トレード
通勤中の移動時間を株の情報収集に活用できると効率がいいです。移動時間中になんとなくスマホゲームをしたり、動画を見ている場合ではありません。少しでも株で稼ぎたい思いがあるとすれば、通勤時間は株の情報収集をしたり、売買注文を出したり、自分が狙っている銘柄のチェックをできるよう有効に時間を使いましょう。
都会にお住まいの方は通勤ラッシュ中にスマホをチェックするのは厳しい可能性もあります。通勤ラッシュを避けて、できればゆったり着席しながら乗車したいですが、駄目な場合は電車内でしっかりスマホを取り出せるポジションを確保し、せっせと株取引の情報収集に努めるようにしたいところです。
それでも本気で無理だというのなら、朝はなるべく体力を温存できるように電車内で瞑想しながら、心を整えておきましょう。
出社後のスキマ時間に情報収集やトレード
株式市場は基本的に9時~11時半(前場)と12時半~15時(後場)までが実際の株取引の時間で、この時間帯をザラ場といいます。なので、一般的なサラリーマンにとっては出社後に株式市場が開き、ザラ場が動き始めます。
通勤時間にはどっしりとスマホを見ながらトレードのために時間を使うこともできますが、出社後の勤務時間はそうもいかないです。
しかし、少し時間が空いた時やデスクから離席している時にはスマホで情報収集や株取引ができます。歩きスマホは危険ですが、トイレや小休止の時間でも事前に出しておいた注文の約定状況くらいなら確認することができます。
また、出社後に会議や客先訪問等でスマホを見れないことがわかっている時はその日はスマホトレードはしないと決めておいたほうが無難です。もし、早めに切り上げることができザラ場が終わるギリギリにスマホを確認できたとしても、焦って注文を出すのはおすすめしません。
ザラ場中に焦って注文を出すのは、相当株トレードがうまい人でない限り典型的な失敗パターンになるからです。焦って注文を出すくらいなら、前日夜にしっかりとチャートを確認し戦略が固まってから銘柄を決めていく方が丁寧なトレードに繋がります。もしくはお昼休み等のしっかりとした時間が取れるタイミングで準備をしてから、トレード判断をする方が失敗が減ります。
ザラ場中にビッグイベントがある日はスマホトレードしない
なお、サラリーマントレーダーにとって最も怖いのは、昨年の英国EU離脱問題や大統領選挙当日にもあったようなザラ場中の異常な暴落や暴騰です。当日はいつ株価が大きく動き出すかわかりません。
暴落や暴騰に繋がる政治経済イベントがある日やその前後の日程では株を保有しないか、もしダメージを受けても許容できる範囲に収まるように株のポジションを調整をしておきましょう。
昼休み休憩中こそトレードに使う
昼休みこそサラリーマンが勤務中に最も自由に時間が使いやすいタイミングだと思います。この時間がこの後のスキマ時間の価値を左右する時間の一つにもなりかねません。昼食は食べながらスマホをチェックできる場所か、すぐに食べられるものを選択します。
昼休みには自分が狙っているトレード銘柄を整理する時間に使いたいです。株式市場では11時半の時点で前場が終了し、当日のロウソク足が半分出来上がっているタイミングです。自分の狙っている銘柄の動きが前場中は自分のシナリオ通りに動いていたのかを確認し、当日エントリーできそうな銘柄があればピックアップしておきます。
昼食時に銘柄をピックアップできていれば、14時半~15時までの後場が引ける前にサッとスマホを確認し、昼前と変わらずエントリーできる形であれば注文を出せば完璧です。自分の描いていたシナリオが崩れていれば、当然注文は見送ります。
昼休みに銘柄を整理し、シナリオ通り動く確立の高い銘柄をピックアップしておくことで引け前の短いスキマ時間でも即座に注文を出す判断ができます。
最後の手段はトイレで株トレード
最後の手段は表向きには禁じ手ですが、トイレでの株トレードです。トイレに行くこと自体は当たり前ですが、後場引け直前の15時前のタイミングにはトイレが混雑しているかもしれません。他のサラリーマントレーダーがトイレでトレードしている可能性がありますw
トレードに関して冷静に考えたい時、トイレの個室なら一人でゆっくり考察できます。トイレトレードはよっぽどな限り疑われることはありません。トイレトレードは後場引け前の14時半から15時の時間帯がその日出来上がる寸前のチャートをしっかり確認できるので、有効に使えます。
トイレに長居しすぎた場合の「どこ行ってたの?」に対する受け答えはスムーズにできるよう回答は心の中に準備しておきましょう。
チャートを印刷しておけばスマホトレードはより精度が増す
スマホトレードの精度を引き上げてくれる手段として、チャートを印刷して常に持っておくことも有効です。普段見ているPCの画面からチャートを印刷しておけば、移動中にも随時同じ画面で確認することができます。
例えば、前日の夜にトレード戦略を固めて、チャートを印刷した紙に「ここに陽線が出たら買う」とかメモを書いておきます。スキマ時間にその紙を繰り返し眺めることで、狙っている銘柄の自分の戦略を繰り返し確かめることができます。
これだと毎日見ているPC上のチャートと同じモノで戦略を確認でき、後はスマホで当日のロウソク足を確認するだけなので勝率は上がります。また、当日スマホ画面で見てなんとなく良さげだから買ってみたけど、家で冷静に見たら買うタイミングじゃなかった…ということを確実に防げます。
ここまで準備をしておけば、画面が小さいスマホでも自分の戦略に全くブレなく、株取引をすることができます。
サラリーマンがスマホで株トレードをするにはどうすればいいか?:まとめ
(1)サラリーマンでもスキマ時間をうまく使い、スマホから株取引が可能
(2)ザラ場中にビッグイベントがある日はスマホトレードは控える
(3)昼休みこそ、狙っている銘柄の当日の動きを整理する時間に使う
(4)スマホでも即座に注文を出せるように前日の事前準備とスキマ時間の工夫が大切
時間とスマホを有効に使えばサラリーマンも日中トレードすることが可能です。移動時間や待ち時間の短いスキマ時間をうまく使えるよう工夫することで、大きなチャンスがやってくることもあります。
サラリーマンでもスマホを使ってうまく株トレードで稼げるよう、日ごろの準備を欠かさないようにしたいですね。