株のデイトレードにのめり込みすぎて日常生活が破綻した話
株を始めたきっかけは同世代の人間でも、大きなお金を稼いでいるトレーダーがいることを知ったから
僕は25歳のフリーターです。
株を始めたきっかけは、5年前くらいにあるテレビ番組にて株のトレードで何億も稼いでいる同年代のトレーダーがいるということを知ったことからです。
ちょうどバイトをするのが嫌になって辞めてしまったときでしたので、僕ももしかしたら同じように株で何億も稼げるのではないかと思い切って始めてみました。
バイトで貯めた数十万程度のお金を元手に、1日に何度も売買を繰り返すデイトレードという手法で株式投資をやってみました。しかし、デイトレードにのめり込みすぎて、通常の取引できる時間帯である9時から15時までパソコンの前にほぼ張り付きっぱなしで、個別株の動向をずっと監視しているような生活になってしまいました。
取引時間外も翌日の株はどのように動くか予測したり、ニュースなどをチェックして動向を予測をしていました。1日中株式投資のことを考えるような日々になり、同居していた家族に対してそっけない態度を取ってしまうようになりました。友人とも疎遠になりました。
大損して日常生活が破綻するまで、株のことが頭から離れませんでした
肝心の投資については最初こそ元手を2倍に増やすことができました。しかし、ビギナーズラックというやつなのか、時間がたつと、取引を繰り返せば繰り返すほど増えた分の利益を徐々に失っていきました。
資金がどんどん減っていくことでメンタルの面でも落ち込んでいき、僕はこのまま廃人になってしまうのではないかと常に不安を抱えるような日々を送るようになりました。ある日、トレードでの大損をきっかけに株式投資を一旦やめてしまいました。
その時には元手は半分以上減って結果的に時間もお金も無駄にしました。家族や友人との関係もおろそかにし、生活破綻状態になってしまいましたね。
それらを振り返ってみると、やはり日常生活が破綻してしまうほど、株にのめり込むのは良くないと反省しています。自分の性格上デイトレードに向いていないこともわかり、やはり自分に合った投資手法を当てはめていくことも大切だとわかりました。
精神的にも金銭的にも安定しながら株をするには、しっかり勉強することが大切だと思います
また、株式投資や経済についても勉強不足ということが、失敗の原因だったと思っています。とにかくろくに勉強もしないで、株式相場にお金をかけていました。結果、日中は無駄なことを気にして不安になり、集中力も欠き、精神もお金も削ってしまっていたと思います。
少し前にまた株式投資を再開しましたが、今度はあらかじめ株式投資に関する書籍やネットの情報サイトなどで勉強してから再開したので、現在まではのめり込みすぎることなくトレードができています。わずかですが、利益を上げることができています。今回は株に憑りつかれないように気を付けており、人間関係もなんとか良好な状態を保てています。
しかし、あの頃のように儲けたいという欲に憑りつかれ、デイトレードにのめり込んでしまうと、また生活破綻してしまうではないかと少し不安を感じています。
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